Friday, May 17, 2019

Visit Shenzhen! 深セン視察(2019年04月)Part 04-大衆食堂に見られる合理性

Shenzhen as A Rational Smart City


Shenzhen as A Rational Smart City
大衆食堂に見られる深センの合理性

2019年04月の深セン(深圳)の視察旅行の記事第4弾です。

今回は、深センの、主に大衆食堂(学食、社員食堂)でいただいてきた食事を通じて感じられた深センの合理性について書きました。食事というものは、人間の本性が垣間見えますから面白いものです。


初めての中国本土での食事!


本場の中華料理といえば、やはり四川なのでしょうか。私は料理のことには疎いので、あまりよく理解していないのですが、それでも今回は初深セン!初中国本土!やはり、新しい土地に行ったときに、ワクワクを隠せないのは現地での食事です。それも、作られた雰囲気の高級レストランや外資系のレストランではなく、地元の人が食べている大衆食堂の素朴な料理には、いつになっても惹かれてなりません。

とは言っても、今回は中々視察の予定(優先順位の高いもの)が詰まっていて、深センに到着したのが午前6時ごろにも関わらず、午後3時になるまで食事ができませんでした。あちらを訪問し、こちらを訪問し、カフェで状況を整理して、ホテルにチェックインして、SIMカードを買って、今度はここを見て、次はあちらを見て、、、とやっていたら、あっという間に時間が過ぎ去っていたのです。


My first restaurant in Shenzhen!
深センでの初めて入る食堂

そして、最初の食事はここ!君に決めた!!(※食事に関して、事前情報は皆無です)


A machine to disinfect and sterilize chopsticks
箸を自動で殺菌・消毒しておく機械

入店後、入り口のカウンターで注文をしました。支払いは、WechatPayなどのQRコード決済が全然アクティベートできなかったため、現金で決済を行いましたが、全く問題ありませんでした。

それから、席に座って注文した食事を待っていると、何か怪しい機械を発見!

なんと、箸を自動で殺菌・消毒しておく機械でした。

タイなどでは、箸やスプーン・フォークの近くに熱湯が置いてあり、その熱湯に自分で浸けて殺菌・消毒をするというパターンが一般的です。なんと、これが自動化されていました。もちろん、「だから何だ?」と、言われればそれまでで、本当に小さなことではあるのですが、小さな合理性を感じました。

それにしても、箸がにょろにょろ出てくるのは、何気に面白かったです(笑)


This is my first meal in Shenzhen!!
深センで初めての食事!

初の食事はこれでした!

見た目よりも薄味で、食べやすい麺でした。

15元(約240円)と、財布的にも食べやすい麺でした(笑)


深センのローカル食堂で食い倒れる


There are the machines everywhere in Shenzhen
どこにでもある箸を自動で殺菌・消毒しておく機械

違うお店です。朝食の時間をちょっとすぎたぐらいだったので、まだ空いていました。

箸を自動で殺菌・消毒しておく機械はどこにでもあるようです。


An amazing meal in Shenzhen
深センの大衆食堂で出会った美味

割とあっさり目のチャーハンでした。

深センは味が薄いのでしょうか。 食べやすいのですが、中華料理っぽくなかったです。


My favorite restaurant "Jialeyuan"
私のお気に入りの大衆食堂「家楽縁」 

一度行って、すぐにハマってしまった大衆食堂です。 「家楽縁」といって、チェーン店のようで、街のいろいろなところで見かけました。道路を挟んだ向かいに同じチェーン店があるようなところもありましたし、だいぶ流行っているのだと思いました。


My favorite restaurant "Jialeyuan"
学食?社員食堂?「家楽縁」

カウンターに並んで、食べたいものだけを取って、最後に清算をする仕組みです。種類によって違う値段も全て明示されているので、明瞭会計でした。また、どうやら入り口から高い順に、つまりメインディッシュから順番に並んでいるようでした。こんなところまで、合理的ですね(笑)

注文も、中国語が全然できなくても、指でさしてお願いすれば、出してくれるので、それも有り難かったです。なお、地元のおばちゃん・おじちゃんたちのホスピタリティは半端なく、東京の下町みたいでした。言葉は分かりませんが、お互い笑いが絶えませんでした。

そんなスタッフの素敵な対応もあって、いつも通っていた大学の学食や、企業で働いていたときの社員食堂を思い出してしまいました。こういう温かさってかけがえのない街の魅力ですよね(笑)


My favorite restaurant "Jialeyuan"
私のお気に入りの大衆食堂「家楽縁」

内装もお洒落で、別に汚さを感じないのも良かったです。


Can't stop eating!
やめられない、止まらない、深センのローカルフード

麺を頼んだところ、豆のスープも無料でいただきました。想像以上の量でしたが、美味しかったのと、歩き疲れていたのもあって、ペロッといただいてしまいました。

料理がおいしく食べられるというのが、視察旅行をしていて一番幸せなことですね!


大衆食堂でも見られる深センの合理性-相席文化-


さらに大衆食堂での食事で経験したことについて執筆致します。


My favorite restaurant
「家楽縁」と同じスタイルの大衆食堂(場所的に社員食堂)

こちらも上記の「家楽縁」と同じスタイルの大衆食堂です。街中でこのスタイルのお店を見つけると、ついつい引き込まれてしまいます(笑)


Can't stop eating!
やめられない、止まらない、深センのローカルフード(でもちょっと油が多め)

私が感じる「ザ・中華」というものを選んでみました。ちょっと脂っこかったのですが、これまたおいしくいただいてしまいました!奥のスープはあっさりでおいしかったです。


この時、ちょうど平日のランチタイムに来てしまい、ビジネスパーソンでごった返していました。

そのような折、席が空いておらず、私は困っておりました。どうしようかと思っていたら、現地の他のお客さんたちは、挨拶も会釈も、特段ジェスチャーなども何もせずに、相席するのを見ました。座られた方も座られた方で、スマホを見たまま、席に座った人のことを見向きもしませんでした。当然のように相席を許容しているようでした。

不慣れなものだったので、知らない土地に来て、いきなり相席をするような勇気もありませんでしたが、周りが相席をしているので、私もそうしました。

ここでの食事をよく観察していたら、

  • ランチタイムに大衆食堂に一人で来て、
  • 待ち時間なく食べたいものを選んで、
  • 相席してでも早く座って、
  • スマホでチャットや情報収集をしながら食事を済ませ、
  • さっさとお店を出る

というような人が多く見受けられました。

もちろん一人で来る人ばかりではありませんでした。会社の同僚のような人たちと一緒に食事をして、楽しそうに話しながら食事をしている人たちもたくさんいました。


私はというと、4人席で、1つだけ席が空いていたので、そこに突撃して食事をしました。他の3人も全員知らない人同士だったようで、この4人席では、会話も一切なく、ただただ黙々とスマホをいじっていました。私はカメラでパシャパシャと料理の写真を撮ったりしていましたが、他の3人は全く興味なさそうでした。

4人席で、4人全員が相席で一緒になった知らない人、そして、それぞれが自分の世界に浸って食事をしているという状態は、これまで経験をしたことがありませんでした。居心地が悪いというわけではありませんが、ただただ不思議な感覚でした。精神衛生上は良いのか悪いのか全く分かりません。しかし、場所と時間の有効活用という意味では、大変合理的で面白いと思いました。至って深セン的ですね(笑)


ただ大衆食堂でランチをとるだけのつもりだったのですが、深センのビジネスパーソンたちの効率的な時間の使い方を、偶然見てしまいました。思った以上の収穫があり、驚きました。

お店側にとっても、机・椅子の数が最小限で利益が出せるのなら、限りある資源の有効活用という意味で、そちらの方が良いですものね。


大衆食堂でも見られる深センの合理性-一ヶ所集約型ティッシュ-


一ヶ所集約型ティッシュとは!!(笑)


My favorite restaurant
「家楽縁」と同じスタイルの大衆食堂(場所的に社員食堂)

こちらもまた、「家楽縁」と同じスタイルの大衆食堂です。ITのインキュベーションセンターがたくさん入っているエリアの一角にありました。

病みつきになる深センのローカルフードがずらっと並んでいます!


Can't stop eating!
トマト卵炒めが美味しかった!

ここ以外でも何度かいただいたのですが、このトマト・卵炒めがマイルドで少々酸味があり、大変美味しかったです。後半は、見かけたら必ずよそっていました(笑)


Tissues, located just close to the exit
出口にしかないティッシュ

これは食堂の出口の横にティッシュです。突然、「何を撮って載せているんだ」と思われるかもしれませんが、これも深センの合理性の一つを表していると感じられました。

私は勝手に、「一ヶ所集約型ティッシュ」と呼んでいます(笑)

今回、食事をした大衆食堂の多くでは、机ごとにはティッシュが置かれていませんでした。その代わり、出口近くにだけティッシュが置かれていることが多かったのです。他のところには一切なく、出口の近くにだけティッシュが置かれているのです。

最初は、不慣れで、どうしてティッシュを取るために、わざわざ出口まで行かなければならないんだろう、机に置いておけばいいのに、と思っていました。しかし、ここで冷静に考えてみなければならないことが一つあります。

食事の時、いつティッシュを使われますか?

よくよく考えてみると、ティッシュを使うタイミングというのは、食事をした後ぐらいなものなのですね。もちろん、途中で何かをこぼしてしまったり、汁が飛んで拭かなければならなくなったりという状況もあるとは思います。そういう意味では、各机にティッシュがあることで安心感が得られます。しかし、大体というもの、ティッシュを使うのは、食事をした後に口を拭く時しかないのです。ですから、別に、食事の前にティッシュを取らなくても、普通は困らないのです。つまり、食事を済ませてから、セルフサービスで食器やトレーを戻し、それから出口でティッシュで口を拭いて、お店を出れば十分なのです。

実はこの方式、お店にとってもたくさんメリットがあります。

  • 机ごとではないので、ティッシュの在庫・衛生管理がしやすい
  • 食事をしている机の上にティッシュがないので、ティッシュが不必要に汚れない
  • 食器やトレーをセルフサービスで戻す段階でゴミが出ない(分別が楽)
  • 出口にてティッシュのゴミを一括回収できる

もちろん、お客さんは、口の周りが汚れたまま、食器やトレーを戻し、出口まで行かなければなりません。しかし、それさえ気にしなければ、実はメリットの方が多いのです。

もちろん、これが合理的で唯一の正しいやり方と言えるのかははっきりとは言えません。しかし、合理性を追求していった結果、このようなティッシュの置き方もあるのだと思い、感心してしまいました。



想像の先を行く深センでした。
(深センが必ずしも何でも先とも言い切れませんけどね・・・笑)



Visit Shenzhen! 深セン視察(2019年04月)まとめ
https://omg-kmg.blogspot.com/2019/05/visit-shenzhen-201904.html