Friday, January 4, 2019

2019 文部科学省の奨学金 / Beasiswa Monbukagakushou (MEXT) 04

インドネシア人のための文部科学省(文科省)の奨学金(日本語・日本文化研修留学生、通称:日研生)は、毎年12月上旬ごろ、在インドネシア日本国大使館の公式ウェブサイトに情報がアップデートされます。

今後のために、2019年度の試験の分までに学生たちと一緒に探し、共有し合った情報・状況について、ここに情報を残しておきます。

ここでは、申し込み用紙の中の「16.日本での学習計画」と「17.卒業後の計画(進学、職業など)」についての書き方の例を示します。申し込み用紙のフォーマットは変わることが多いので、必ず最新のものを在インドネシア日本国大使館の公式ウェブサイトからダウンロードしてください。

日研生の申し込み用紙の記入例 / Panduan Cara Menulis Application Form (MEXT 2019)


文部科学省(MEXT)奨学金(Beasiswa)申請書の3ページ目

文部科学省(MEXT)奨学金(Beasiswa)申請書の4ページ目


例1(2018年度、BINUS大学4年生、BINUS大学==>同志社大学、一部改訂)

「16.日本での学習計画」

現在、インドネシアの大学では、日本語や日本の文化について色々なことを学習することが出来ますが、学習したものを実際に使う機会がほとんどありません。特に敬語は、人と人との距離によって使い分けなければならないと習いましたが、友だちと日本語で会話しても、使っている日本語が自然かどうか誰にも分かりません。インドネシアで学ぶだけではどうしても練習に限界があると感じています。それで、実際に日本へ行き、直接多くの日本人と接して、積極的に日本語を使い、自然な日本語を身につけたいです。それだけでなく、敬語こそ日本語の美しさの特徴だと私は思います。敬語を通じて相手を敬うことができ、相手も敬われると感じることが出来ます。敬語を使いこなすことで、人間関係をよくすることができるようになるはずです。このように、敬語から日本の文化を理解できるようになるためには、インドネシアではなく、日本に行って学ぶ必要があると感じています。また、敬語を通じて日本の良い文化、特にサービスを学んで身につけきたいです。それに、日本で学習しながら日本の豊富な文化を体験させていただきたいと思います。インドネシアの大学でも教えてもらいますし、自分でも本やインターネットを通じていろいろと調べていますが、実際に日本で経験するのは全く違う経験になると思います。一年間は短い間ですが、出来るだけ多くのことを学んでいきたいです。

「17.卒業後の計画(進学、職業など)」

留学が終わり、インドネシアの大学に戻って卒業してから、卒業後にインドネシアにある日本企業で働きたいです。そして、経験を積み、お金を貯めて、できれば大学院に進みたいです。
大学院で研究したいことは、日本のホスピタリティです。日本人は言葉やサービスなどを通じてお客様を敬います。私はインドネシアのサービスと日本のサービスを両方体験したことあります。インドネシアの場合はあまり尊敬の気持ちを感じることが出来ません。一方、日本の場合は店員が明るい笑顔やきれいな言葉遣いでお客様と接します。
今回、日本語・日本文化研修留学生の奨学金に合格し、日本で敬語を通じた日本の文化やサービスを学ぶことができれば、大学院での研究にも役に立つと思います。
以上の理由で、日本のホスピタリティを研究し学び、これからのインドネシアのサービスを変えていきたいと思っています。


例2(2018年度、BINUS大学4年生、BINUS大学==>早稲田大学、一部改訂)

「16.日本での学習計画」

今まで学んだことと関係があって、また言語学を研究したいと思います。内容としては曖昧言葉か若者の略語です。インドネシアにいても、インターネットと技術発達のおかげで、色々なことや、研究に必要なことを調べることができます。ですが、インターネットなどで調べるだけでは物足りません。こういう研究でしたら、やはり日本人と直接触れ合って、新しい友達を作って、研究するのにずっと憧れていました。大変なこともあるかもしれませんが、日本では参考資料やデータももっと簡単に見つけられるでしょうし、わからないことや確認したいことがあったら直接日本人の先生や友達に聞くこともできます。ですから、自分自身でやって、新しい経験、新しい世界に入り込んで、新しい冒険をやりたいです。また、日本で大学の勉強以外のこともができたら、日本語も急速に上達できるし、日本人の働く習慣やマナーのことも勉強できますし、日本かインドネシアで就職したときに、きっと役に立つと思います。ですから、日本にしかないことをやりたいです。

「17.卒業後の計画(進学、職業など)」

大学で学んだことと留学の時に得た経験と知識を合わせて、日本での就職かインドネシアでの翻訳者になりたいと思います。特に漫画の翻訳です。論文テーマと日本での学習経験と合わせて、また新しいことが翻訳者になるには、役に立つと思います。それから、翻訳のかたわら、母の自営業を手伝いたいと思います。日本で得たマナーや作業のやり方などが、役に立つと思います。


例3(2018年度、BINUS大学4年生、BINUS大学==>富山大学、一部改訂)

「16.日本での学習計画」

中学生から日本語が好きになった私は、いまだに日本語をもっと頑張り続けたいと思っています。インドネシアで日本の様々なことをたくさん学んでいて、交換留学生になり、日本に行くのを目指して努力しています。最初は日本語がそれほど難しくないと思いましたが、最近はやはり日本語が難しいと気が付いた私は、もっともっと日本語の言葉をたくさん知りたいです。日本文化ももっと知りたくて、やる気になってきて、日本で直接に体験してみたいです。私は勉強が好きだから、経験を増やすため、日本で勉強しようと思っています。日本人と話をかけたり、友達を作ったり、それがいい事だと思います。私は日本文化に興味があるので、日本へ行くことができたら、日本文化について研究しようと思っています。特に高齢者と若者の関係性について深く研究しようと思っています。私は日本の人口のほぼ半分が高齢者であるのに対し、若者は少数であることを先生が教えてくれました。若者たちに対する高齢者の態度やコミュニケーションとその逆を調べてみたいです。それ以外にも日本の面白い点がたくさんあると思いますが、今日本に行ったことがないので、何とも言えません。日本に行ったら、分かるようになることもあると思います。そして、インドネシアに帰国したら友達に日本での様々な体験した事を教えてあげます。日本とインドネシアの関係がよくなれるように日本の事を伝えたいと思います。特にインドネシアは若者が多いので日本の高齢者と若者の関係性を知ると、インドネシアの若者は日本で仕事をしやすくなると思います。

「17.卒業後の計画(進学、職業など)」

大学を卒業した後、すぐに働くのか、進学するのかをまだ決めていません。可能であれば、両親のニーズを満たすために働きながら、進学する方法を探したいと思っています。進学する主な理由は、私は日本についてもっと研究し、大学で教える教師になりたいからです。日本とインドネシアの良好な関係を維持することができるために、自分の経験に基づいて知識を皆に共有したいです。これは今の私の卒業後について考える計画です。


例4(2018年度、BINUS大学3年生、BINUS大学==>和歌山大学、一部改訂)

「16.日本での学習計画」

大学の日本語学科で勉強している日本に関しての知識はかなり役に立つと思いますが、社会に出るためにはただクラスで勉強するだけではまだまだ足りないと思います。社会に出るためには、社会に出る準備が必要です。社会は教科書通りになんてならないと思いますから、日本の社会事情を知るために留学することにしました。留学すると日本語を勉強しながら日本の文化や習慣を学ぶことができます。一番大事なことである日本語能力から磨き始めます。社会を生き抜くためには、コミュニケーション能力が大事だと思います。他人に対しての言葉づかいは各人各様です。様々な文化、集団、年齢、階級などの言葉づかいが違います。日本語能力を深めれば、他人の気に障らずに正しい言葉で正しい人に対して利口に話すことができるようになるはずです。また、他の留学生と交流し、違う文化に対して柔軟な態度を取れるようになります。さらに、日本史は魅力的だと思います。留学しているうちに、もっともっと日本史を学びたいと思っていて、行ったことのない歴史的なところに見学しようと思います。また、日本の経済や政治に興味があり、教科書の勉強に加えて実際はどうなのか日本での日常で体験したいと思います。

「17.卒業後の計画(進学、職業など)」

将来、翻訳家か通訳者になろうと思います。たくさんの人々に出会えて、その人たちと交流して、仕事しながら日本語の勉強もできるからです。卒業後直接に翻訳家か通訳者になりたいわけではありません。経験を得るためには、まず日本会社に就職したいと思い、日本的経営を学びたいと思います。




以上、申し込み用紙の中の「16.日本での学習計画」と「17.卒業後の計画(進学、職業など)」についての書き方の例を示しました。申し込み用紙のフォーマットは変わることが多いので、必ず最新のものを在インドネシア日本国大使館の公式ウェブサイトからダウンロードしてください。