Friday, January 4, 2019

2019 文部科学省の奨学金 / Beasiswa Monbukagakushou (MEXT) 03

インドネシア人のための文部科学省(文科省)の奨学金(日本語・日本文化研修留学生、通称:日研生)は、毎年12月上旬ごろ、在インドネシア日本国大使館の公式ウェブサイトに情報がアップデートされます。

今後のために、2019年度の試験の分までに学生たちと一緒に探し、共有し合った情報・状況について、ここに情報を残しておきます。

ここでは、申し込み用紙の中の「13.在籍大学 (5)現在学習している内容」についての記入例を示します。申し込み用紙のフォーマットは変わることが多いので、必ず最新のものを在インドネシア日本国大使館の公式ウェブサイトからダウンロードしてください。


日研生の申し込み用紙の記入例 / Panduan Cara Menulis Application Form (MEXT 2019)


文部科学省(MEXT)奨学金(Beasiswa)申請書の2ページ目

例1(2018年度、BINUS大学4年生、BINUS大学==>同志社大学、一部改訂)

私はこれまで大学で約3年半の間、日本語を学んできました。現在は、中級レベルの読解、ビジネス日本語、翻訳の授業を通じて、日常やビジネスで使われる日本語を学んでいます。中級レベルの読解では、読み物を分析するだけでなく、文法や漢字も学んでいます。また、日本語がもっと美しくなるようにビジネス日本語でメールにおける敬語の使い方も学んでいます。さらに、言語だけではなく、日本企業のマナーや倫理など、日本の文化についても授業に通じて学習しています。また、実際に日本で仕事ができるように日本語版のマイクロソフトオフィスの使い方も学習しています。


例2(2018年度、BINUS大学4年生、BINUS大学==>早稲田大学、一部改訂)

現在、私は日本語学科の4年生です。大学では、日本語基礎から読解、翻訳、通訳、言語学、日本史、ビジネス日本語、ビジネスマナーなどを学んでいます。特に、翻訳や通訳、そして言語学に興味があります。だから、「日本語の曖昧言葉」について研究を始めたところです。その曖昧言葉の一部は「大丈夫」という言葉です。その言葉をどの場面で、どのように使うか、非常に興味深いです。現在は研究として中村光の漫画『聖☆おにいさん』から「大丈夫」という言葉を分析しています。


例3(2018年度、BINUS大学4年生、BINUS大学==>富山大学、一部改訂)

私は今、大学でほぼ3年間日本語を学んでいます。大学では、日本のビジネスマナー、日本文化、日本政治など様々な講義があります。私は日本文化に興味を持っていますが、特に高齢者と若者の人間関係です。だから、現在、日本文化について研究しようと思っています。日本では若者の数は少なくなっていて、しかし高齢者は増えていると先生に教えてもらいました。高齢者に対する若者たちの態度やコミュニケーションの方法と、またその逆の若者から高齢者への態度やコミュニケーションの方法も気になっています。


例4(2018年度、BINUS大学3年生、BINUS大学==>和歌山大学、一部改訂)

現在、私は日本語学科の2年生です。大学では、日本語基礎から文法、会話と聴解、書き方と読み方などを学んでいます。その上で、日本史、日本事情、現代日本人社会、日本文学、ビジネス日本語、日本の意味論も学んでいます。



以上、申し込み用紙の中の「13.在籍大学 (5)現在学習している内容」についての書き方の例を示しました。申し込み用紙のフォーマットは変わることが多いので、必ず最新のものを在インドネシア日本国大使館の公式ウェブサイトからダウンロードしてください。